2013年3月29日金曜日

WindowsでのScapyのインストール方法

Scapyを利用する機会があったので使い方を記録します。

公式サイト:Scapy

Scapyとは

Scapyは強力な対話式のパケット処理プログラムです。幅広いプロトコルのパケットの偽造、複合作業や、パケットの送信、要求と応答の一致など、様々なことが可能です。スキャン、トレース、プロービング、単体テスト、攻撃やネットワークディスカバリといった主な古典的タスクを簡単に処理できます。(hping、nmapの85%、arpspoof、arp-sk、arping、tcpdump、tethereal、p0f、etcの代わりにできます。)また、それは無効なフレームを送信する独自の802.11フレームを注入し、テクニクス(VLANホッピング+ARPキャッシュポイズニング、WEP暗号化チャネルでデコードしたVOIP、…)、等を組み合わせたような他のほとんどのツールが扱うことができない他の特定のタスクの多くで非常によく実行します。

ダウンロードとインストール

UNIX系のOSでのインストール方法は共通ですが、Windowsだけ特殊です。
今回はWindowsでのインストールについて公式サイトに準拠して解説します。

Windows

WindowsにScapyをインストールするためには以下のソフトウェアパッケージが必要です。

2013年3月29日現在、Scapyの公式サイトを見るとPython 2.5.4とPython 2.6.3に対応しているようですが、Pythonの公式サイトではPython 2.7.3とPython3.3.0が最新版となっていました。
ScapyがPython 2.7.3とPython3.3.0に対応しているかどうかは不明です。
python-2.5.4.msi
python-2.6.3.msi
インストール後、PATHにPythonをインストールしたディレクトリとScriptsサブディレクトリを追加します。(PATHの追加方法)
Mercurial repositoryから最新版をダウンロードします。
zipファイルを解凍し、コマンドプロンプトを開いて解凍したディレクトリで
>python setup.py install
と入力します。
2013年3月29日現在、Build 218まで公開されているようですが、Scapyが対応しているかどうかは不明です。
WinPcap_4_1_1.exe
Windows Vistaまたは7の場合
[x] Automatically start the WinPcap driver at boot time
を選択したほうが無難かもしれません。
MACアドレスからベンダを特定したい場合や、wireshark()コマンドを使用したい場合は、WinPcapを含むWiresharkをダウンロードして下さい。 
pcap-1.1-scapy-20090720.win32-py25.exe
pcap-1.1-scapy-20090720.win32-py2.6.exe
これはScapyのための特別版です。
Windows Vista、Windows 7でも動作します。これらのOSで動作させる場合、管理者権限でインストーラを実行して下さい。
dnet-1.12.win32-py2.5.exe
dnet-1.12.win32-py2.6.exe
Windows Vista、Windows 7で動作させる場合、管理者権限でインストーラを実行して下さい。
各ソフトウェアはデフォルトのオプションでインストールして大丈夫です。

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